電源ユニットを購入する際に選ぶポイントをご紹介します。
電源を選ぶ際は何を基準にされていますか?
大抵の方は「予算」「容量(W)」だと思います。
基本的には選ぶポイントはそれで間違いないのですが、それにもう一点「品質」を加えてください。
同じ容量の電源でも品質によっては倍以上値段が違う物があります。
詳しい人が見れば違いがすぐに分かるかもしれませんが、これから自作をはじめる方には難しいかもしれません。
なので簡単に見分けるポイントをご説明します。

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このマークを見たことないですか?
電源ユニットに付いているマークです。
これは電気の変換効率が80%以上を示しているマークです。
マークは、スタンダード、ブロンズ、シルバー、ゴールドと段階があります。
90%以上の物だけがゴールドを名乗ることを許されています。
逆にこのマークが無い無印だと変換効率が低く、物によっては70%程度だったりします。
この場合パソコンが100Wの電源が必要な場合は142W必要になり、42Wロスして使っていることになります。
これがゴールドだと100Wで111Wなのでロスは11Wです。
仮に1日8時間、年間300日で3年使用した場合は1kWhあたり25円計算だと電気代で5,500円差が出ます。

またロスした電気はどこに行ったのでしょうか?
理科の得意な方だとピンと来るかもしれませんが、多くは熱になります。
熱が出るという事はそれだけ電子部品の劣化も早くなります。
逆に良い電源ユニットはそれだけ良い部品を使っているので耐久性もあります。

電源はマザーボードやHDDなどパソコン内の各部品に電気を供給しています。
この電源ユニットが故障して過電流が部品に流れたらどうなるでしょう?
マザーボードはショートします。
HDDはクラッシュしてデータが読めなくなります。
そして壊れた電源ユニットから煙や火が上がる場合もあります。
過去に電源ユニットから煙が出たのを見たことがありますが、正直心臓に悪いです。

そのような理由から電源を選ぶ際は、まず必要な「容量」を計算します。
そして必要な容量の電源ユニットのなかで「予算」が許す範囲で「品質」の良いものを選んでください。
出来れば最低限でも80PLUSの認証を得ている電源ユニットを購入しましょう。
安い物だと無印とそんなに値段は変わりません。

壊れた際のリスクなどを考えると絶対に電源は良い物を選んだ方が良いです!

80PLUSについて詳しく解説しているサイトがありましたので気になった方はご覧になってください。
http://pssection9.com/archives/power-supply-unit-80plus.html