「パソコンってこんなに遅いんだっけ?」
「ウチのパソコンは会社のと違ってやたら遅い」
「起動や終了にやたらと時間がかかる」

こんな時はパソコンの「メモリ不足」を疑いましょう。

 パソコン君は人間と同じく、仕事するためには仕事机が必要です。
みかん箱とか狭い机だと仕事が捗らないので、処理に時間がかかります。

 この机にあたるのがメモリと言われる部分でして、「メインメモリ」とか「RAM(ラム)」とか「GB(ギガバイト)」とか呼び名は人によって様々ですが、総じてメモリとします。

 比較的新しいパソコンなら、それなりの容量のメモリを搭載していますので、「机が狭いから処理が遅い」という事は少ないのですが、WindowsVISTA世代からそれ以前のパソコン(XP,2000,Me,98等)については、十分な容量を搭載しないまま出荷されているパソコンが多く、メモリ増設が必要なパソコンなのに「遅いよ~」と思っているだけで、(その事実を知らないので)何もしないまま悶々と過ごしている方が多いのです。

 では、自分のパソコンにはどれくらいの容量のメモリが搭載されているのかを確認するにはどうしたらいいか?

 一番簡単な方法は、Windows標準のショートカットキーを使う方法です。簡単でちょっとカッコイイので覚えましょう。こういうのを使ってみせると上級者に見えるはずです。

 【システムのプロパティを一撃で開くショートカット】
  Windowsキー(キーボード左下のロゴマークが書いてあるキー) を押しながら
  Pauseキー(一般的にはキーボード右上方面)を押します。ウインドウが開いたら指を離してください。

どうでしょう、開きましたか?

system
 ウインドウが開くと、左の写真のような表示を確認することができると思います。
 赤い囲みの部分がメモリの容量です。ただし、物理的な実搭載容量ではなく、Windowsが利用可能な容量が表示されます。
 ちなみにWindowsVISTAやWindows7は表示される画面が違いますが、「メモリ」という項目があるのでもっとわかりやすいはずです。

 めでたくメモリの搭載容量が確認できたら、次は「足りているのか?」「不足しているのか?」の判断です。

 ざっくりとしたところで書いてしまいますが、

一般的に言われる「充分なメモリ搭載容量」とは、
Windows 7 HomePremium2GB(2048MB)~
Windows Vista HomePremium2GB(2048MB)~
Windows XP HomeEdision SP31GB(1024MB)~
と言われ、あとはお使いになる内容に応じてそれ以上を要求されます。

さぁ、お使いのパソコンはどうでしたか?
もし、足りていないようであれば、パソコンをお持込の上でご相談ください。