
スマートフォンやカメラ、最近はカーナビなんかにも使われているSDカード。
小さくて大容量、最近の物は速度も速いですし物理破損しにくいという便利なデータ保存メディアですが、便利な半面壊れると症状がわかりづらいのです。
■代表的なSDカード故障の症状
●故障時の症状 その1
『認識しなくなる』
パソコン・スマートフォン共に一番わかりやすい症状なので判断は簡単。
パソコンやスマートフォンに接続しても認識しなくなる場合はまず接点の汚れを疑いましょう。
汚れが原因の場合は無水エタノールと綿棒で軽く接点を磨けばいいのですが(無ければ乾いたティッシュで磨く)、それでも直らない場合はSDカード自体の不具合で認識しない可能性があります。
他のSDカードを取り付けても同じ状態になるかチェックしてみて、他のカードが認識するようなら壊れてる確率高し。新しい物に交換オススメ。
●故障時の症状 その2
『特定のファイルにアクセスするとSDカードが認識しなくなる』
パソコンだとわかりやすい症状です。データ保存領域の一部が壊れてしまっている場合に発生します。
正常な領域にアクセスしている分には問題ないのですが、一度壊れている領域にアクセスすると、一切SDカードが認識しなくなります。
認識する部分だけでもバックアップしよう、と思ってSDカードの丸々バックアップを始めても、破損部分を読んだ時点でSDカードが表示されなくなってしまう為に全てをバックアップすることが非常に難しいんです。やり方はありますけど面倒。
これ、突然発生します。
●故障時の症状 その3
『写真が突然消える』
SDカードをカメラやスマートフォンに使っていて、サムネイル表示はできるのに実寸サイズ表示しようとすると写真が無いと表示されてしまう場合。
カメラやスマートフォン自体には問題無くても、何かのタイミングで消えてしまう事があります。
アプリが原因のことも有りますが、SDカードが原因の事も案外多いです。
●故障時の症状 その4
『スマートフォンの電池持ちが悪くなる』
『スマートフォンが熱くなる』
これが非常に分かりづらい!
Androidの場合、「SDカードの中に音楽等何が入っているかを自動でスキャンする機能」がありますが、このプログラムが調子の悪いSDカードにアクセスしようとすると、不良の部分にずーーーーっとアクセスをし続けてしまいます。
すると常にCPU使用率が上がり、結果バッテリーの消耗が激しくなったり何もしていないのにスマートフォンがほんのり暖かくなったり。
ただこの症状、SDカード以外に原因があったり、症状が出たり出なかったり、やたら複雑です。
上記症状はあくまで目安ですが、こういう症状の場合はSDカードの交換が必要かもしれません。
難しい症状でも、ダメ元でSDカード一度交換してみると案外すんなり直ったりするかもしれませんよ?